フィクションに生きる。映画ドラマのあれこれ。

忙しめの社会人が気晴らしに映画や海外ドラマを見漁り、個人的な感想を述べさせてもらいます。僕の記録用でもあります。

ディストピア バンドラの少女 【★2-】

今回書くのはディストピア パンドラの少女。
2016年公開のイギリス映画です。

タイトルからはなんの映画か不明ですよね。
以下、あらすじです。

●あらすじ
思考能力を持つゾンビ第二世代の少女とともに身を隠す人間たち、未知の菌による人類のゾンビ化を止めるワクチン生成の鍵を握っている彼女に望みを託す。

※映画を見てからの閲覧を推奨します。

●ここから所感&独り言
トップバッターにまったくふさわしくないものを選んでしまいました感が非常に強い。
(だとしたらなぜこれ選んだんだ。。。)

前提、私は大のゾンビ映画好きです。
ゾンビの終末感だったり、その中の人間模様は人の汚い部分も垣間見ることができてストーリー的にも見応えがあります。
(物によりますが、、、)逆に爽快感に振り切ることもできますしね。
(それも間違っていないと僕は思います。)
そんな中今回の作品は、【★2-】です。
ゾンビ映画を探していて、どうしても他のジャンルではなく、
ゾンビ映画を見たいんだ!」という人は見てみる価値はなくはないかと。
ゾンビ映画にチャレンジ!」という人は別におもしろいゾンビ作品がありますので、別途書きます。


以下思ったことの詳細です。

✓まず1時間50分の映画でありながら、おもしろくなる(ストーリーが動くのは、仲間が食われるのは)後半です。
そこまでは主人公であるゾンビ第二世代の少女の葛藤が描かれています。
ストーリーの中身も薄い?のに、展開も遅めだとつらいです。
(好みはありますよね)
✓そもそも構成員しょぼい問題。
ホントにこのメンバーで人類のゾンビ化止められるんかいな?と終始疑問です。
博士らしき人は、何を目的にこの少女を使って実験したいのか不明です。
世界が崩壊している中で、何にすがって生きているのやら。

✓この状態でワクチン作っても機能しないのではないか問題。
ゾンビ飽和状態です。ワクチン開発してどうしたいのか?それほどまでにすごいワクチンを作るのか?よくわからないです。
そんなことはどうでもいいかぐらいの勢いで雑に最後は少女によって、ゾンビの餌にされてしまうのですが。
そもそもそんな大テーマはどうでもよかったのかもしれませんね。

✓ゾンビの食べ方がキレイ問題。
食べられる描写、襲われる描写が少ないので、あれですが、他の作品以上に上品です。
(もしや、第二世代だからマナーを覚えたのでしょうか!?)

✓終い滑稽問題
ゾンビ少女の精神年齢が若いんでしょうね。
自身の受けた教育を他のゾンビにも強いる最後のシーンはなんだかほんわかしています。
(先生のモチベーションは何だろう)


●本作品の評価詳細(完全に独断と偏見です。)
ホラー要素:★★
滑稽さ:★★★★★
スケール:★★★★
人間味:★★
ゾンビ映画としての完成度:★

よくも悪くもゾンビ映画っぽくないので、気持ち悪いのが苦手に人もチャレンジしやすい作品です。